読書に効果がない人は文字を目で追っているだけ!3つのコツで有意義な読書

教えてちゃん

読書は良い効果があるって聞いたけど、時間をとられるだけでいまいち良い効果を感じられないな…

いざ読書を始めてみたものの、読書の効果を実感できないという人も少なくないのではないでしょうか。

読書の効果は認知症の予防をはじめ、語彙力や思考の幅が広がり、人生が豊かになるとも言われています。

しかし、ただ単に文字を目で追っているだけでは、残念ながらそれらの効果を感じることはできません。

せっかく時間を割いて読書をしたところで無意味です。

本記事では、目で文字を追うだけの読書はなぜ無意味なのか、有意義な読書の方法について紹介します。

・読書に効果を感じられない人

・有意義な読書方法のコツを知りたい人

読むことで有意義な読書の方法について知り、読書の時間がより楽しいものに感じられるようになります。

そして、楽しい読書はあなたの人生に小さくも大きくも変化をもたらしてくれるでしょう。

ぜひとも参考にしてみてください。

目次

読書に効果がないのは文字を目で追っているだけだから

文章の文字を目で追っているだけの人に読書の効果がないのは、以下の理由からです。

① 著者の考えや思いを理解しようとしていない

➁ 自主的に読んでいない

③ 頭を使って読んでいない

④ 目的をもって本を読んでいない

一つずつ解説していきますね。

① 著者の考えや思いを理解しようとしていない

本には、著者の人生経験をもとに分析された思考や考え、小説などでもストーリーを通じて伝えたい思いが必ずあります。

それらは、著者の経験を本を通じて自分も間接的に体験することで理解できるのです。

読書の面白さや醍醐味は、そこにあると言っても過言ではありません。

しかし、理解しようという気持ちがなければ、ただ文字を目で追うだけの作業になってしまいます。

著者がどのような経験をし、その経験を通じて何を思ったのか。

この本を通じて誰に何を伝えたいのか。

自分が著者の目線に立ち、追い体験することで本に書かれた著者の思いに気が付くはずです。

それができて初めて、読書の楽しさを感じられるでしょう。

➁ 自主的に読んでいない

「上司に勧められた」「友達に良い本だからと言われた」などの理由で読み始める本は、きっとあなたにとって面白いものではありません。

読書好きな人であれば、自分が興味を持てない本でもどこかに楽しさを見出せるかもしれませんが、読書に効果を感じない人は途中で読むことを辞めてしまうでしょう。

受動的な読書は義務感を抱きやすく、義務感で読む本にはしんどさを感じやすいです。

お悩みさん

教科書がまさに義務感!て感じで、写真や絵が載っていてもしんどかった思い出…

つまり、自分から読みたいと感じた本でなければ興味も持てず、内容を理解したい気持ちや本から何かを学びたい意欲がわかないのです。

有意義な読書には、「自分が選んだ読みたい(興味のある)本」であることが重要です。

③ 頭を使って読んでいない

読書に限らず、文章を読むときにはその意味を頭で理解しようとして読むものです。

例えばテストでも、問題文を理解して読まなければその回答を導きだすことはできませんよね。

文字を目で追うだけの読み方の場合、目は文字をとらえながらも思考は別のことにある可能性が高いです。

そのため、読んだ内容が頭に入ってこず同じ個所を何度も読み直して余計に時間がかかったり、本を通じて得られる豊かさも身に付きません。

思考を本の内容に集中させるには、本人の意思や集中力を高めるための環境が必要です。

読書のさい他のことに気が散ってしまいがちな人は、読む時間帯を変えたり周りの環境を整えるなど、読書に集中できるよう見直してみましょう。

④ 目的をもって本を読んでいない

読書のきっかけとして、読書の効果に期待して始めることも悪くありませんが、何より大切なことは目的をもって本を読むことです。

何のためにその本を読むのか。

それは人によってさまざまでしょう。

仕事に活かしたい人、育児に活かしたい人、美容に活かしたい人、趣味に活かしたい人、ダイエットに活かしたい人。

もっと言ってしまえば、「今の自分に足りない部分を本から補う」という考えをきっかけに始めると、本を選ぶところから既に目的をもてます。

目的のある本選びは楽しく、読み進めるほどに「この本で学んだことを活かしたい!」と思えるものです。

読書の効果を得るための読書のコツ3つ

有意義な読書のためのコツを3つご紹介します。

① 読む場所と時間帯を考える

➁ 少しでも知っていることが書かれている本や興味のある本を選ぶ

③ 記憶に残すためのアウトプットをする

この3つのコツをおさえて読書することで、目で追っていただけの読書との大きな違いを感じられるでしょう。

1つずつ詳しく解説していきます。

① 読む場所と時間帯を考える

本の内容を頭で考え理解して読み進めるためには、集中できる環境がとても重要です。

ファミレスやカフェなど、周りの音がガヤガヤしている方が集中力が高まる人もいれば、一切の音もなくただただ静かな環境を好む人。

自分の好きな音楽を聴きながら読みたい人など、集中できる環境は人により異なります。

また、読書の時間帯も大切です。

隙間時間に読書をする人も多いでしょうが、まとまった時間で一気に読書したい人は、自分の頭の働きやすさや集中力が高まりやすいのは1日のうちいつなのかを知っておきましょう。

ちなみにわたしは、夜の就寝前に1,2時間ほど読書することが多いです。

集中力が高まるのは午前中なのですが、陽が高いうちに終わらせておきたい用事(洗濯や買い物など)に意識が向いてしまうため、日中の読書の効率の悪さに気が付きました。

食事やお風呂、歯磨きなど全て終わらせ、眠くなったらそのまま寝れるところまで準備を終わらせておくと、心置きなく読書に集中できます。

このように、自分が集中できる環境や時間帯を把握することは、有意義な読書のために必要不可欠です。

ちなみに、読書にはストレスを発散させる効果もあり、就寝前の読書はストレス発散により精神がリラックスし、快眠効果が期待できます。
電子書籍は寝る直前のブルーライトが安眠の妨げになりやすいため、就寝前の読書には紙の書籍がおすすめです。

就寝前に読書をする人は、明るい部屋で読むよりも手元だけを照らしてくれるブックライトなどを使用すると良いでしょう。

➁ 少しでも知っていることが書かれている本や興味のある本を選ぶ

全く知らない自分にとって未知の世界の本を読むことは、新しい知見や知識を得るためには必要なことです。

しかし、文中にあまりに知らない言葉ばかりが出てくると、一つひとつ調べたり同じ文章を何度も読まないと理解が進まないなどの作業に、大きく時間をとられます。

ダラダラとした時間が続けば当然集中力も細切れになりやすく、本の内容が頭に入りづらくなりますよね。

一方、自分が少しでも知っていたり興味を持っている分野の本の場合、知っている単語を見ると文全体の理解が一気に進んだという経験、ありませんか?

読書には、自分の知っていることを整理することで学ぶ効果が大きくあるとも言われています。

全く知らないジャンルの読書は、ただの暗記作業となってしまい読書の面白さが失われるのです。

読書の効果を高めて有意義なものにするために、自分が知っている、または興味のあるジャンルであることが大切です。

③ 記憶に残すためのアウトプットをする

読書の効果がないという人は、読書をしても本の内容が記憶に残らないからではないでしょうか。

何百ページもある本の一語一句を覚える必要はありませんが、ただ読んだだけでは一時的には覚えられていてもすぐに忘れてしまいます。

以下はドイツの心理学者”ヘルマン・エビングハウス”の研究により発見された、人間が物事を忘れる時間と割合をグラフにしたものです。

「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれています。

■ 20分後:42%
■ 1時間後:56%
■ 24時間後:74%
■ 1週間後:77%
■ 1ヶ月後:79%

学習したことを記憶に残すためには、実際に行動にうつすことが重要です。

なぜなら人は、インプットとアウトプットを繰り返すことで得た知識を理解し、記憶していく生き物だからです。

読書のアウトプットでおすすめの方法は、インスタグラムやX(旧Twitter)などのSNS、ブログで発信することです。

本の中で重要だと感じたポイントを自分の言葉に置き換えて文字に起こすことで、情報が整理され記憶しやすくなります。

また、カラーペンで印をつける、マーカーで線を引くなどもただ読み進めるだけより効果的です。

本を読み(インプット)行動にうつす(アウトプット)を繰り返すことで、読書の目的に一歩ずつ近づいていけるでしょう。

【読書のリアルな効果】1週間1冊読書を2ヶ月続けた結果

ここからは私が実際に1週間に1冊ずつ読書を続けたリアルな変化や効果についてお伝えしていきます。

・感じたこと思ったことをすぐメモし、自分の気持ちに向き合えるようになった

・読書のスピードが上がった

・寝つきがよくなった

・相手の考えていることを理解しようと思えるようになった

こちらも1つずつ解説していきます。

感じたこと思ったことをすぐメモし、自分の気持ちに向き合えるようになった

本の内容を忘れないよう、大事だと思ったことは自分の言葉に置き換えてメモしながら読書することを意識した結果、

テレビを見ているときや電車の広告を眺めているときなど、読書以外でも自分が感じたことをメモする癖がつきました。

そうすることで自分の思考を整理し、自分についての理解が深まっているように感じます。

大人になるにつれ自分だけに費やせる時間も減り、いつの間にか自分が何を考えているのかわからない人も意外と多いのではないでしょうか。

自分の思考や感情に向き合うことで、「自分はこう思っていたんだ」「本当はこうしたかったんだ」と新たな発見があるかもしれません。

そしてそれが、より良い生活のための目的や目標を見つけることにつながっていきます。

読書のスピードが上がった

文字を目にする機会が増えると、自分の中で語彙力が増えたという実感がわきます。

知らない言葉や難しい単語などもその都度調べて覚えることで、読書中に引っかかって止まることが少なくなり、読書のスピードも上がりました。。

読書のスピードも上がれば読める本の量も増えていきます。

読める本の量が増えれば取り入れられる知識の量も増え、人生がより豊かになっていくという好循環です。

1冊読み切ると達成感と自信を持てるため、「また違う本も読んでみたい!」と思えます。

読書は慣れなので、初めはどんなに時間がかかってもまずは1冊を読み切ることが大切だと感じました。

寝つきがよくなった

就寝前に読書をするようになってから、布団に横になり入眠するまでの時間が一瞬になりました。

読書をする前は目をつぶってもなかなか寝付けず、真っ暗な部屋でスマホを眺めて余計眠れなくなるという悪循環の日々でしたが、今ではほとんどありません。

寝る前の読書でリラックスでき、睡眠の質自体も高まったように感じます。

睡眠の質が高まると短い睡眠時間でも目覚めがスッキリとしていて、毎日清々しい気持ちで1日を始められるため、何事へもやる気がみなぎるようになりました。

夜ベッドに入ってからの寝つきや睡眠の質の悪さに悩んでいる人は、好きな本なら何でも良いので寝る前の読書を始めてみてはいかがでしょうか。

相手の考えていることを理解しようと思えるようになった

本を読むときに、著者は何を思ってこの本を書いたのだろうと自然に考えるようになってから、実生活でも関りのある自分以外の人の話をよく聞くようになりました。

そして、相手が何を考えて話しているのか、行動しているのかなどを以前よりも考えられる人間になれたのではないかと感じます。

これらは子どもを相手にしていても効果を感じています。

以前はワガママとしか思えなかったようなことも、子どもの話をよく聞いてみたり口を出さずに行動を観察してみることで、少しずつ子どもの気持ちの寄り添えるようになりました。

親が見守ることで、子ども側にも変化が少しずつ見え始めています。

例えば、以前はやる前からあきらめてしまっていたようなことも、「失敗しても大丈夫」という気持ちが子どもに芽生え何事に対してもチャレンジしようとする気持ちが目に見えて感じ取れるようになったのです。

読書からこのような効果を感じられるとは正直思っていなかったため、驚きと共に改めて読書の奥深さを知れたように感じます。

まとめ:読書効果のない人は目的から探そう

読書の効果がない人の理由、有意義な読書のコツ、読書を続けた実際の効果や変化についてお伝えしました。

いくら読んでも読書に効果がない人は、本当に読みたいと思える本を読んでいますか?

読みたい本が見つからないなら、これからどんな自分になっていきたいのか、その目的を探してから本を選んでみましょう。

あなたの見つけた目的が、読むべき本を教えてくれます。

本選びに失敗したくない人は、本の概要が読める要約サービスの利用もおすすめ。

そして、目的と読みたい本が見つかったら、有意義な読書のためのコツ3つを実践してみてください。

① 読む場所と時間帯を考える

➁ 少しでも知っていることが書かれている本や興味のある本を選ぶ

③ 記憶に残すためのアウトプットをする

有意義な読書で自身の成長を感じられると、読書が楽しくなるものです。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

2児の母であり、フリーランスのwebライター×ブロガー。

自身の自己肯定感の低さが育児に影響を与えている可能性があると知り、
”自己肯定感とは”をテーマに、専門書籍や関連資格の勉強にのめり込む日々。

日常生活や全ての人間関係に深く関わる自己肯定感について、情報を発信中。
同じように自身の自己肯定感の低さに悩む人、人間関係にストレスを抱えている人、
理由はわからないけれど、毎日何かしらの生きづらさを感じている人の役に立てれば幸いです。

好きな物:k-popと餅菓子
保有資格:自己肯定感アップカウンセラー

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