愚痴を聞かされやすい人の特徴は?人間関係を壊さず解決する方法4つ

お悩みさん

いつも愚痴を聞かされて正直疲れる。
愚痴を聞かされやすい特徴でもあるのかな…

人間関係や環境に関わらず、何となくいつも、友達や同僚、家族など色んな人から愚痴を聞かされることが多いと感じることはありませんか?

愚痴る方は話すたびにスッキリするでしょうが、聞かされる方は、聞かされるたびに疲れてしまいますよね。

ちり

私も友達や母親からよく愚痴を聞かされる側の人間です。

疲れるならば断われば良いものの、

「でも、話を聞くのを断るのも相手に悪いし…」

「せっかく自分を頼りにしてくれているのだからしっかり聞かないと」

など、聞かされる側は相手に嫌われたくなかったり、相手の気持ちを考えてしまうがために、自分が我慢することで解決しようとします。

愚痴を聞かされやすい人には、ある共通の特徴があり、それが自分を疲れさせる原因にもなるのです。

しかし、愚痴を聞く際の心構えを変えるよう意識してみたところ、愚痴を聞いていても自分の心は軽いまま、疲れることがなくなりました。

本記事では、愚痴を聞かされやすい人の特徴と原因、人間関係を壊さないように気持ちを楽にするための解決方法について紹介します。

・なぜ自分はこんなに愚痴を聞かされやすいのか知りたい

・愚痴を聞くのは疲れるが、断って相手に嫌われたくない

・愚痴を楽に聞ける方法を知りたい

読めば、愚痴の聞き上手でありながらも、人間関係を壊さずに、自分自身のメンタルも大切にできます。

目次

愚痴を言いたい人の特徴

そもそもよく愚痴ばかり話している人は、どんな気持ちで話しているのでしょうか。

共通の特徴と共に見てみましょう。

・聞く側の気持ちは考えない

・自分の気持ちに共感して欲しい

・共感されることで、自分は間違っていないという確信を得たい

・他人に愚痴らないと自分の気持ちを上手く消化できない

・「でも」「いや」など、相手の話に冒頭から否定形で入る人

・なんでも決めつける人

・外面が良い人

聞く側の気持ちは考えない

相手の立場や気持ちを考えられない人もいますが、考えない、というよりも考えられないぐらい、「腹立たしい気持ちを消化したい」という思いだけで、頭がいっぱいな人もいます。

「誰かに愚痴りたいけど、聞かされても良い気持ちしないよな…」と考える人は、そもそも誰かに愚痴りもしないし、SNS上につぶやくなどして、気持ちを消化できる人です。

しかし、人に話すことでストレスを発散したい人は一定数いるため、愚痴を聞かされやすい人は周りにそのような人が多いのでしょう。

自分の気持ちに共感して欲しい

愚痴を言う人は、基本的に相手からのアドバイスは求めていません。

ただ自分の気持ちに寄り添って共感して欲しいがために、愚痴を言います。

「それは違うよ」「あなたが良くないんじゃない?」と言われれば余計に腹が立つため、そのようなことを言われそうな相手には愚痴りません。

ただただ、優しく「うんうん」「えー、それはひどいね」など、寄り添ってもらうことで、安心感を得ようとします。

共感されることで、自分は間違っていないという確信を得たい

愚痴る人は、実は100%自分の考えが正しい!とは思っていません。

心のどこかで、「もしかしたら間違っているところもあるのかも…」という気持ちも持っています。

それを、誰かに愚痴として話し、共感を得ることで「やっぱり自分の考えは正しかった!」と、100%の自信と確信を持ちたいのです。

他人の意見で自信を得る「他人軸」人間は、自己肯定感が低いタイプにも当てはまります。

他人に愚痴らないと自分の気持ちを上手く消化できない

愚痴が多い人は、誰かに愚痴ることで気持ちの切り替えをしています。

自分で自分の気持ちを上手くコントロールできない人です。

SNS上で愚痴る人もいますが、このような人は、イイネやコメントなどのリアクションがないと、なかなか気持ちを晴らすことができません。

そのため、リアルタイムでリアクションを得られる誰かに話す手段を選んでいます。

リアクションが薄いと、「ねぇ、私の話聞いてる!?」となりがち。

「でも」「いや」など、相手の話に冒頭から否定形で入る人

先にも伝えましたが、愚痴る人はアドバイスを求めていません。

アドバイスを求める形で話をするのならば、それは「相談」です。

たまに、「相談があるんだけど・・・」から始まる愚痴話もあります。

そして、「どう思う?」と意見を求められても、「それは相手にもなんか理由があるんじゃない?」と返せば、

「いや、それは絶対違うんだよね」など、共感以外の意見は全て否定しがちです。

なぜなら、共感を得たいから。

自信がないから愚痴るのに、共感を得られないと否定してくるなんて、面倒な人ですよね。。

なんでも決めつける人

対して相手のことも知らないわりに、なんらかの理由で自分に害が及んだ場合、

「あの人絶対性格悪いよね」や「友達いなさそう」など、一部分だけを見て、その人の人間性を判断しがちです。

たまたま、その相手の虫の居所が悪かっただけかもしれないですし、(あまり自分の負の感情を表に出すのも微妙ですが)

何か事情があるのだろう、と思った方が自分にも相手にも優しくなれ、気持ちをかき乱されることもないのに、なんでも決めつけてしまう人は損してるな…と思います。

外面が良い人

愚痴を言う相手は、自分の気持ちに共感してくれる人だけ、と決めているため、それ以外の人には、良い人でいようとします。

「こんな愚痴を言っていると知られれば嫌われるかもしれない」という、他人から嫌われることを人一倍恐れている人です。

私の母は愚痴が多いタイプですが、一度、「そんなに愚痴るほど我慢するなら、直接相手に言えばいいじゃん」と言ってみたところ、

「人付き合いを良くしないと嫌われるから、ある程度は我慢しないと」と言っていました。

外面が良いだけでは、自分が我慢するだけの自己犠牲で、ストレスをためる原因にもなりかねません。

ちり

そのストレスを愚痴で発散しているんでしょうね…

愚痴を聞かされやすい人の特徴

愚痴を聞かされやすい人は、他人の気持ちばかり優先してしまう「他人軸」な考え方の人です。

その具体的な共通像がこちら。

・愚痴を聞かないと相手から嫌われると思ってしまう人

・聞き上手な人

・一生懸命親身になり、相手の話を聞く人

・相手の意見や考えを優先する人

一つずつ見ていきましょう。

愚痴を聞かないと相手から嫌われると思ってしまう人

愚痴を聞かされる人は、「愚痴を聞かされる=信頼されている」と頭の中で考えています。

そのため、自分が疲れていても、愚痴を聞くことを断る行為は、相手からの信頼を損ない、嫌われることだと思い込んでいる人が多いです。

愚痴ばかり言う人も同じですが、人間は集団でなければ生きていけないという本能があり、他人から嫌われること恐れる生き物です。

誰からも嫌われたくない思いには共感できますが、そのせいでストレスを抱えたり、嫌われることを恐れ、自分の気持ちに蓋をして我慢することは、自分を大切にできていないことと同じです。

愚痴を聞かなかったぐらいで壊れる人間関係なら、それまでの関係だったと思った方が楽ですし、意外と相手は気にしないかもしれません。

一度、自分の気持ちに正直になり、伝えてみてはどうでしょう。

聞き上手な人

良いタイミングで相槌を打ったり、愚痴る人が欲しい言葉をわかっていたり、話を上手に聞いてくれる人は、愚痴を聞かされやすい人として重宝されます。

「相手はこういう反応すると嬉しいだろうな」と、相手の気持ちを考えて行動できる優しい人です。

それが、自分の意のままに行動しているのならば特に問題はないのですが、

「本当は違うと思うけど、ここで反応しないと相手が上手く消化できないかも…」

と、自分の気持ちを置き去りにすることが増えていくと、愚痴を聞くだけで疲れやストレスが溜まっていく原因になります。

聞き上手さんは、自分も相手の話に心から共感するタイプと、相手への思いやりから共感しているふりをしているタイプに分かれ、

もしあなたが、愚痴を聞くことに疲れているのならば、後者のタイプと見て間違いないでしょう。

一生懸命親身になり、相手の話を聞く人

「相手が話している時には、とにかく一生懸命親身になり話を聞かなければ、相手に失礼だ」と考えてしまう人です。

あまりに親身になりすぎると、相手の話に感情移入しすぎて、それが疲れてしまう原因になります。

相手からすれば、「この人ちゃんと話を聞いてくれている!」と、親身になってくれればくれるほど嬉しいものなので、愚痴聞かせ役に勝手に認定してしまうでしょう。

人の話を一生懸命聞き、相手のために親身になることは悪いことではありませんが、自分が疲れない程度にできると、相手にも自分にもwinwinな関係で良いですね。

相手の意見や考えを優先する人

聞き上手な人と似ていますが、自分の気持ちよりも相手の気持ちを考えた反応や行動をする人です。

相手の意見や考えを優先する人は、自分が周りからどう見られているかを常に気にしています。

そのため、自分の意見や考えが言えなかったり、自分が何を考えているのかすらもわからない、なんてことも・・・。

自分の気持ちや考えていることがわからないから、相手からの評価で自分を認識しようとします。

ちり

自分のことなのに、相手の評価でしか自分を認識できないというのは、なんだか恐ろしいですね。

自分の存在を相手の評価にゆだねている人は、自分に自信もないため、愚痴聞き役以外にも、違う場面で損な役回りをしていたり、相手に依存するような恋愛をしていたり、さまざまな弊害が生じていることも多いです。

愚痴を聞かされやすい人の心が軽くなる解決方法4つ

愚痴をばかり言う人は、ストレス発散や、気持ちの切り替え手段として愚痴を言うので、「愚痴を言わないで」と言ったところで、難しいでしょう。

他人を変えられないなら、自分が変わるしかありません。

でも、人間関係は壊したくない、というあなたには、愚痴を聞きながらも気持ちを軽くする方法がおすすめです。

・相手の話に親身になりすぎず、一歩下がりながら話を聞く

・愚痴ばかり言う人には「その人なりのこれまでの事情があるのだろう」と思いながら聞く

・愚痴聞きに疲れても、自分を癒す方法を見出す

・愚痴の発散専用のアプリを勧めてみる

相手の話に親身になりすぎず、一歩下がりながら話を聞く

愚痴話にのめり込みすぎたり、共感しすぎたりすることで疲れてしまう人は、話す時の実際の距離や気持ちの距離を、少し相手から離してみてください。

少し離れることで、話の全体像も見えやすくなり、「あ、共感を得たいんだな。とりあえず、頷いておこう」と、自分の考えに従って行動できる余裕が生まれます。

教えてちゃん

共感することは、相手の気持ちを優先してることと同じじゃないの?

「共感=相手の気持ちを優先している」のではなく、「自分が共感しよう」と決めて共感することは、自分の考えの軸に従っているため、別物です。

大切なことは、相手に合わせた行動だとしても、その行動を取るのは自分で決めたことだと自覚があること。

反応があれば、相手も嫌な気持ちにならないはずです。

愚痴ばかり言う人には「その人なりのこれまでの事情があるのだろう」と思いながら聞く

愚痴ばかり言う人は、生まれたときからずっと愚痴を吐いてきたわけではないと思います。

例えば、親が愚痴ばかり言う人で、そんな家庭環境で育ってきたために、愚痴を言うことは普通であると思っている人もいるでしょうし、

思春期の友人間で、愚痴を言う人が近くにいてその影響を受けていたりと、誰しも、愚痴ばかり言うようになったきっかけが、どこかにあったはずです。

愚痴を聞く時に、「なぜこの人はこんなにも愚痴だらけなのだろう…」と思うよりも、

「本当は愚痴なんて言いたくないのかもしれないけど、何かきっかけとなる事情があったんだろう」と思った方が、

ただ聞いているだけよりも、少し優しい気持ちになれませんか?

ちなみに、この「相手の事情を考える」方法は、愚痴を聞いている時だけでなく、相手にイライラした時に自分の怒りを鎮めたいときにもおすすめです。

「今この人がこういうことを言うのは何か事情があるからだ」

「今この人がこういう行動をするのはその人なりの事情があるのだろう」

ぜひ実行して確かめてみてください。

愚痴聞きに疲れても、自分を癒す方法を見出す

愚痴聞きに疲れてしまう人は、疲労やストレスをためやすい人でもあります。

上手にストレスを発散できると、気持ちにも余裕を持てるものです。

発散方法がわからないという方は、とりあえず感動系のドラマや映画を見て涙を流したり、お笑い芸人が出ている番組を見て大笑いするなど、自分の感情が動かされるものを見ると、気持ちが切り替えられます。

他にも、いつもは入れない入浴剤を入れてゆっくりお風呂に浸かったり、天気の良い日に外でご飯を食べるだけでも気持ちがリフレッシュされますよ。

特別なことはしなくて良いです。

自分が癒されたり、気持ちが切り替えられる方法を探してみてください。

愚痴の発散専用のアプリを勧めてみる

愚痴を誰かに話すことでストレスを発散する人は、文字に起こしてみてもストレス発散効果が得られます。

また、文字に起こすと感情を客観的に可視化できたり、その時の思考を記録に残すことで自分の課題と向き合うことができます。

メンタルケアアプリのAwarefy(アウェアファイ)は、AIチャット機能を駆使し24時間いつでも愚痴や悩み事をアプリ上に吐き出せます。

引用:株式会社Awarefy公式

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愚痴の聞き役に疲れた人が活用するのも良いでしょう。

愚痴を聞かされやすい人は嫌われても良い勇気も持とう

いくら自分の気持ちを切り替えようとも上手くいかない時は、嫌われても良い、という気持ちで、愚痴は聞きたくないと伝えてみても良いと思います。

そうすることで、相手にも「愚痴を聞く側のしんどさ」が伝わるかもしれません。

あなたが一歩踏み出すことで、お互いの思いやりが増し、関係が良好になれば嬉しいですし、もし”愚痴”という関係がなければつながっていられないような間柄ならば、あなたの人生に必要ありません。

そして、仮に相手があなたのことを悪く言うようになったとしても、関係ありません。

1番大切なことは、相手の気持ちよりも自分の気持ちを大切にすること。

あなた自身を大切にすることです。

本記事が少しでもあなたの悩みに寄り添えれば幸いです。

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この記事を書いた人

2児の母であり、フリーランスのwebライター×ブロガー。

自身の自己肯定感の低さが育児に影響を与えている可能性があると知り、
”自己肯定感とは”をテーマに、専門書籍や関連資格の勉強にのめり込む日々。

日常生活や全ての人間関係に深く関わる自己肯定感について、情報を発信中。
同じように自身の自己肯定感の低さに悩む人、人間関係にストレスを抱えている人、
理由はわからないけれど、毎日何かしらの生きづらさを感じている人の役に立てれば幸いです。

好きな物:k-popと餅菓子
保有資格:自己肯定感アップカウンセラー

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