自己肯定感が高い人って、自己中な人とは何が違うの?
自分の気持ちを優先して行動するところは似ているから、見分け方が難しいよね。
でもこの2つには根本的な違いがあるよ!
「自己肯定感を高めたら、周りから自己中な人と思われてしまわないか心配…」と不安でなかなか自分を変えられない人もいるかもしれません。
しかし、自己肯定感が高い人と自己中な人は、正反対とも言える違いがあります。
本記事では、自己肯定感の高い人と自己中な人の特徴を踏まえながら、それぞれの違いについて解説し、見分けるポイントもお伝えしていきます。
・自己肯定感が高い人と自己中な人の違いを知りたい
・自己肯定感が高い人と自己中な人の見分け方を知りたい
・自己中な人への対処の仕方を知りたい
あなたの周りに、何となくあなたを困らせたり関わることに不安を感じてしまう人がいるとすれば、それは自己肯定感が高いのではなく、自己中な人かもしれません。
見分けるポイントを理解すれば、接し方や対処の仕方もわかります。
自己肯定感が高い人と自己中な人の特徴の違い
自己肯定感が高まっても自己中な人間になることはありません。
双方には決定的な違いがあるためです。
【自己肯定感が高い人】
自分にも他人にも肯定的な思考がある
【自己中な人】
自分には肯定的だが他人には否定的な思考がある
上記が大きな違いの一つと言えます。
自分と他人に対しての思考や、他にもある違いを、それぞれの特徴を踏まえながら詳しく見ていきましょう。
自己肯定感が高い人の特徴
わかりやすく、「自己中な人と比較したときの自己肯定感が高い人の特徴」についてお伝えしたいと思います。
✔ 常に自分軸で生きていて、自分で感じたことや考えたことを基準に、自分で行動を決めている
✔ 自分の非を認め、謝罪することができる
✔ 心に余裕があり、周りの人への気配りができるため、自分勝手でわがままな振る舞いはしない
✔ 他人の行動や思考に対しても肯定的なため、他者の意見を聞き、受け入れられる
✔ 万人に好かれるとは思ってなく、嫌われる覚悟の上で自分の考えを伝えられる
自己肯定感の高い人は、自分の考えを基準とした軸を大切にして生きています。
恐らく、この「自分軸」が自己中と捉えられているのかもしれませんが、自分の感覚や考えを基準にし、「どう動けば良いか」を自分で決めて行動しているため、
仮に、誤った行動や発言があったとしても、「自分で決めて間違っていたのなら仕方ない」と、自分の非を認めることができます。
そして、周囲に対しきちんと謝罪ができるため、人から嫌われることがありません。
悪いことは謝罪する。これって結構みんなやってない?
同じ謝罪にしても、「不本意だが相手を怒らせたくない。とりあえず謝っておこう」という、相手の顔色をうかがった謝罪ではなく、
「自分で思ったことをした結果が誤っていて、他の人にも迷惑をかけた。だから謝ろう」
という、自分自身を見つめた上での相手に対する謝罪のため、根本的に違います。
また、自分の考えを大切にしつつも、相手に対しての気配りや、思いやりの心を持っているため、自分勝手に振る舞うこともしないのです。
自分から見た事柄の捉え方だけでなく、多面的な物の見方ができるため、自分の考えや意見が他者と違っていたとしても、
「このような考え方もあるのか」と、他者の意見や考え方も肯定的に受け止め、理解することができます。
その結果、自己肯定感の高い人は、相手を否定することがなく、自分で決めたことに責任を持って行動するため、
周りの人から信頼されるようになり、どんどん好かれていくのです。
さらに、自分の考えの全てを他者が受け入れてくれるとは思っておらず、「受け入れられなくても仕方のないこと」と割り切り、
自分の意見や考えを相手に伝える時は、嫌われる覚悟も持ち合わせているのが大きな特徴です。
自己中な人の特徴
✔ 自分の考えが正しいと思っていても、相手に受け入れられないと自信が持てない
✔ 人から嫌われる覚悟を持ち合わせていない
✔ 他責思考が強く、言い訳ばかりする
✔ 自己責任感がなく、謝罪もしない
✔ 相手に対する思いやりや気配りがない
自己中な人は、自分に自信があるように見えながら、実のところ自分に自信を持っていません。
自己肯定感が高い人の特徴である、「自分軸」ではなく、「他人軸」で生きているために、周りの評価を重視しているからです。
その割に、「自分の意見が正しい!」とは思っていて、自分の意見を相手に伝えますが、相手が拒否反応を示すと、周りからの評価が得られないために、自分の意見に自信が持てなくなります。
そこで、「そうか…」と落ち込むならまだしも、自己中な人は他責思考が強いため、「自分の意見が正しいと思えない相手が悪い」という思考になります。
そして、自分の意見を肯定してもらい、「やはり自分が正しいのだ」と自信を持てるまで、相手に自分の意見を押し通そうとするのです。
自己中な人がわがままで自分勝手だと思われる原因は、まさにここにあります。
また、自分の言動には自己責任がないため、「あなたのせいでこうなった」など、自分に非があろうとも言い訳を繰り返し、他人のせいにする。
そこに謝罪もありません。
自分の意見を伝える時に、相手から嫌われる覚悟も考えも持ち合わせていないため、拒否されても受け入れられずに、相手に怒りをぶつけます。
そんなことを繰り返し行ううちに、周りからどんどん人が離れていくのですが、あくまで「自分を理解できない周りが悪い」思考なのが、自己中な人です。
自己肯定感の高い人と自己中な人の見分け方
自己肯定感の高い人と自己中な人は、特に人と接するところを観察していれば気付けます。
もっと簡単に見分ける方法を知りたいという方へ、双方の根本的な特徴の違いを踏まえてお伝えしましょう。
相手と違う意見を伝えたときの反応を見る
相手が自分の意見を伝えてきたとき、同調せずにあえて違う意見を述べてみましょう。
自己肯定感が高い人であれば、「なるほど!そういう考えもあるのね」と受け入れてくれるはずです。
一方、自己中な人なら、反論や無視、もしくは「なるほどね」と口では言いつつも表情は納得してないなど、何かしら怒りの態度があらわれます。
少々意地悪な方法かもしれませんが、分かりやすい見分け方です。
注意深く相手を観察してみましょう。
こちらの意見に否定から入るかどうか
自己中な人は、自分の意見を他者に押し付ける傾向があります。
例えば、勉強やダイエット、新しい趣味など、ポジティブなことを始めようとしていることを相手に伝えた時に、
「え~、絶対やめた方が良いよ!」
と、否定から入る人、周りにいませんか?
相手は、「あなたのためを思って言っている」と思い込んでいますが、そうではなく、自分の意見をこちらに押し付けているだけなのです。
もしくは、自分がやりたくてもできないことを相手がしようとすることに嫉妬している、という可能性もあります。
いずれにせよ、本当に相手のことを思うのであれば、「いいじゃん!頑張ってね!」と肯定するものです。
また、自己肯定感の低い人は、他人軸で物事を判断する傾向にあるため、自分がこうしようと思っていることでも
周りから反対されると、「え・・・やめた方が良いのかな・・・」と、ネガティブな感情に傾いてしまいます。
ポジティブなことに頭ごなしに反対してくる人の意見は聞かなくてOKです。
自己中な人と避けられない関りがある人は自分の自己肯定感を高めよう
自己肯定感が高い人と自己中な人は、全く真逆の特徴の違いがありましたね。
自己肯定感の高い人と接していると、自分も肯定してくれるため、心がポカポカしたり、居心地良く感じるものです。
もし、自己中で自分の意見だけを貫き通そうとする人がいたら、
「自己中なんだな。そっとしておこう」と、一定の距離をおくことで、自分をストレスから守ることができます。
また、家族間や職場の関係など、どうしても距離を置けない、避けられないという人は、自分の自己肯定感を高めることで、自己中な人に振り回されることがなくなります。
自己肯定感を高める方法は、以下の記事をご参考ください。
あなたのストレスが少しでも解消されますように。
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