習慣化できない人の特徴と原因を解説!コツは5つを掴めばOK

「運動を習慣にしたいのに、なかなか続かない…」

「読書を続けたいが、まとまった時間が取れずにいつも途中で辞めてしまう」

新しい習慣や、良いと言われている習慣を身につけよう!と意気込んで始めてみたものの、

三日坊主ですぐにやめてしまうことを繰り返し、自己嫌悪に陥ってしまうことはありませんか?

私自身も、誕生日や新年など節目毎に目標を立ててみるものの、目標達成までの行動が習慣化できず、あきらめてしまうばかりの人生でした。

しかし、習慣は、自分に必要な習慣かそうでないか習慣化できるまでのプロセスが自分に合っているかなど、身に付かない原因がわかれば対処の仕方もわかり、誰でも習慣化できるようになります!

本記事では、習慣化できない人の特徴と原因、解決法について解説します。

・自分でやると決めたことをなかなか続けられない

・目標を周囲に宣言するものの、いつも中途半端に終わり、結局口だけの人だと思われている気がする

・なんだかんだ理由をつけて後回しにし、自分に言い訳ばかりしてしまう

なかなか習慣化できずにお悩みのあなたも、この記事を読むことで、「自分はできない人間じゃなく、原因があったんだ」と安心な気持ちになり、自信を持っていただけることでしょう。

目次

習慣化とは無意識に行動できていること

習慣化とは、回数や頻度で定義づけられているものではなく、「無意識に繰り返ししている行動」のことを表します。

例えば、食べることや、食後の歯磨き、トイレでの排せつ、睡眠などは、人間のほとんどが習慣化していることです。

これらは、生理的欲求(食欲、睡眠欲、排泄欲)に基づいた習慣であり、簡単に言うと、生命を維持するために必要な欲求を、無意識に繰り返し行動し、習慣化されています。

無意識に行動できている間は、その行動をしながらも同時に別のことを考えることもできます。

よく、トイレで考え事をしたり、お風呂に入っている時に何かがひらめいたりすることってありませんか?

習慣化できることが増えると、生産性や創造性も高まると言われており、仕事ができる人は、あらゆる行動を上手に習慣化しています。

習慣化できない人の特徴と原因

生理的欲求(食欲、睡眠欲、排泄欲)以外の習慣化に悩む人も多いでしょう。

運動や読書も、生命を維持するために必要不可欠な事ではないからです。

となると、「習慣にしよう」という意思が働いて、習慣化に取り組むことが多いと思います。

しかし、意思や気合、根性論だけでは習慣はなかなか続けられないものです。

習慣化できない人には、下記のような共通した特徴があります。

・一般的に良いとされる習慣を身につけようとしている

・数日続けても、1日できない日があるとそのまま辞めてしまう

・誘惑に負けてしまう

・目標が高すぎて達成までの道のりの途中で投げ出す

・目的意識が曖昧

習慣化できない理由と合わせ、それぞれの特徴について解説します。

一般的に良いとされる習慣を身につけようとしている

「日中眠くなるから、夜は早めに布団に入る習慣を身につけよう」

「座りっぱなしは体に悪いから、1日30分だけ散歩する習慣を身につけよう」

など、自分の悩みを解消するために習慣化の目標を立てることは、自分にとって必要な習慣と言えます。

しかし、「SNSでも人気だし、周りの人がやっているからとりあえず自分もやってみよう」

という、一般的に「良い」と言われている習慣を身につけようとしても、自分に必要だと思う習慣でなければ、やる気やモチベーションも続かず、続けられないのは当然です。

大切なことは、自分がその習慣を身につけることで、どうなりたいかを考えること。

すぐに行動することは良いことでもありますが、もしその習慣を始めるにあたりいくらか投資が必要な場合は、

続けられなくなった時に「無駄にお金を使ってしまった…」と自己嫌悪に陥る原因にもなります。

自分に合う習慣、必要な習慣を見極めてから始めましょう。

数日続けても、1日できない日があるとそのまま辞めてしまう

ダイエットが良い例です。

目標設定や目的も明確で、自分にとっても必要な習慣。

1日目から食事制限や運動を始め、1週間継続できたとします。

しかし、自分へのご褒美と称し、1日だけチートデイを設けたところ、張り詰めていた気持ちが緩み、翌日からの切り替えがうまくいかずに、ズルズルとチートを続け、そのままダイエットを辞めてしまう。

というパターン、よくありませんか?

予定外に友人との食事が入ってしまったなど、自分の意思とは関係なく環境によってダイエットが継続できない日が続いてしまった後、そのままダイエットを辞めてしまったり。

思考が上手く切り替えられない人は、1日や数日できない日があるだけで、習慣化をあきらめてしまいがちです。

例え予定外のことが起きても、「こんな日もある」と、『こんな日』までもあらかじめ想定しておくことが大切です。

誘惑に負けてしまう

先ほどのダイエットの話にも共通したことがありますが、何かを続けるために、その習慣にとって妨げとなるものは必ずあります。

その誘惑に勝ち続けることで、習慣は身に付いていくものです。

そこには、「誘惑に負けないぞ!」という決意や意思も大切だと思いますが、人間それだけではなかなか誘惑に勝ち続けることは難しいですし、ストレスも抱えてしまうでしょう。

思考の切り替えと同様ですが、「誘惑に負ける日もある」とあらかじめ設定することや、妨げるものと物理的に距離を置くなどすることで、対策できることも多くあります。

目標が高すぎて達成までの道のりの途中で投げ出す

半年後にTOEIC900点以上を取得する!という素晴らしい目標があっても、英語の読みも書きもできない、英語力ゼロの初心者だとしたら、目標達成までの道のりが遠すぎますよね。

人によっては道のりが長ければ長いほど、モチベーションの継続が難しかったりします。

日々できることが増えても、目標達成と比較したときの一歩の小ささに、いちいち絶望してしまう人は、途中で投げ出し継続できません。

目標との比較よりも、日々の成長にフォーカスし、自分と向き合うことの積み重ねが、気づけば目標へ届いているものです。

また、目標が大きすぎる、または高すぎると、高すぎる壁に「自分にはできない」と、始める前から諦めてしまう原因にもなりかねません。

無理のない範囲で目標を設定し、「できた」を積み重ねて、習慣化を目指しましょう。

目的意識が曖昧

「起きたら白湯を飲む」をルール化し、ただ毎日取り組むよりも、

「毎日白湯を飲み続けることで、便秘解消、美肌効果、冷え性改善の効果がある」という、目的を意識することで、習慣の定着率は上がります。

何も考えず、ただ行動をルーティン化しても、目的がなければ「しなくても良い」行動になりかねません。

習慣化することを決めたら、「どのように取り組むか」よりも、「習慣化することでどうなりたいか」を考えてから取り組み始めると、目的を意識しやすくなるでしょう。

習慣化させるためのコツ5つ

習慣化すると、生産性や創造性が高まるだけでなく、継続していくその先には、あなた自身に必ず変化が訪れます。

その変化が「なりたい自分」「理想の自分」であることが大切です。

つまり、習慣化は目標達成の手段の一つということ。

習慣化を成功させるためには、いくつかのコツがあります。

難しいことではなく、誰でもすぐに始められることです。

・習慣化したいことについて測定する

・アプリやプロに頼る

・予定に入れる

・心機一転のタイミングに始める

・Why→How→Whatの順に習慣化することを構成する

こちらも1つずつ解説していきます。

習慣化したいことについて測定する

人は何かを測定する時、数値が高い方が良いことには、実際よりも盛って高めの数値に寄せたり、

反対に、低い数値が良いとされることならば、実際の数値よりも低めに報告することを無意識に行っています。

例えば、食べたものを少なく見積もったり、運動した量を多く見積もったり…です。

つまり、実際の数値に向き合わず、自分で自分をごまかしています。

これが、目的がダイエットだとして、食べたものを測定する時、実際の量よりも少なく報告することを続けていたとしたら、いつまで経っても効果は得られませんよね。

自分の習慣にしたい行動について正しく測定することは、自分が実際にとっている行動が客観的によくわかり、

結果が思わしくない場合、何をどう変えれば良いかが見えてきます。

何をどう変えれば結果が出るかがわかると、その行動を続けやすくなり、習慣化につながるのです。

アプリやプロを頼る

目標を決めたら周囲に宣言し、逃げ道を絶つ、という人もいますが、その方法で習慣化を成功させる人も多くいます。

一人で黙々と目標を達成したい人がいると同時に、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら継続した方が上手くいく、という人もいるからです。

現在は、アプリを通じた見知らぬ誰かと、励まし合いながら習慣に取り組めるというコミュニティ型アプリや、続ければポイントが貯まるようなゲーミフィケーションの要素と掛け合わせたアプリもあります。

また、専門のプロによって、的確なアドバイスをもらったり、メンタル面でコーチングを受けたりすることで、習慣が定着しやすい場合もあります。

運動を習慣化させたいのであれば、パーソナルジムやフィットネスジムの利用、英語の勉強を習慣としたいなら、オンラインで英会話のレッスンを受けられる時代です。

自分は一人で継続できそうなタイプか、アプリや周りに頼った方が習慣化が上手くいくタイプか、自分で最適な方法を探してみましょう。

予定に入れる

あらかじめ予定に入れておくことで、「やるか」「やらないか」の迷いをなくすことができます。

決断の手間を省くことで、その行動の始めやすさへとつながり、習慣の定着を促すのです。

ただし、予定に入れても実行しなければ意味がないため、不安がある人は、先ほどお伝えしたアプリや、プロに頼るなど、継続しやすい方法で予定に入れてみましょう。

また、「今日は別の予定があり習慣に取り組めない日」があるとしたら、それも予定にいれておくことで、

「できなかった」という気持ちではなく、「休憩の日」とし、自分の気持ちに折り合いをつけることができます。

翌日も思考を切り替えられ、自分のメンタルのケアやコントロールができ、安心感にもつながるため、おすすめです。

心機一転のタイミングに始める

新年を迎える時や、新しく仕事を始める時、引っ越しした時など、自分にとって心機一転だと思うタイミングで、新しい習慣を取り入れると、定着率が高まります。

「新しい家に引っ越したら、3日に1度は掃除機をかけて綺麗な状態を保とう」

「新しい職場では、毎日の挨拶は絶対に欠かさないようにしよう」

など、新しい環境や人間関係の変化は、今までの習慣を一掃し、新しい習慣に変えやすいきっかけでもあります。

意外とこのきっかけに気が付かず、見逃してしまう人は多いです。

この好機を見過ごさず、小さな一歩でもチャンスと捉えて行動できる人は、後々の人生が大きく変化することも。

心機一転のタイミングは人それぞれですが、あなたの習慣化にポジティブな力をもたらすため、ぜひ活用してみてください。

Why→How→Whatの順に習慣化することを構成する

Why:どんな自分になりたいのか、目的

How:どのような方法で、どんな習慣を取り入れるのか

What:具体的にどんな行動を起こすのか

これは、自己肯定感の第一人者で心理カウンセラーの、中島輝さん著『習慣化は自己肯定感が10割』にもある、「ゴールデンサークル理論」に当てはめたもの。

【ゴールデンサークル理論】

Why(なぜ)→How(どのように)→What(何を)の順に物事を説明することにより、人の心を動かし、相手から共感を得られやすいというマーケティングの世界で注目されている技法

通常、人は、何かを説明する時、What(何を)→How(どのように)→Why(なぜ)の順番に話し始めます。

【例】
What(何を):白湯を飲みましょう

How(どのように):起床後と就寝前

Why(なぜ):腸の調子が整い、便秘が解消され、老廃物を排出することで美肌効果を得られるため

「まず取り組みましょう」「行動しましょう」よりも、「何のために」「どんな効果を得られるか」を先に知っていた方が、行動しやすいきっかけになると思いませんか?

これを、自分が習慣化したいことに当てはめることで、行動しやすいきっかけを作ります。

ゴールデンサークル理論により、なりたい自分をイメージすることで、How(どのように)What(何を)の関心も高まると、習慣化も実現しやすいと中島さんは言います。

ぜひ、習慣にしたいことがあれば、まずはWhy(なぜ)から始めてみましょう。

習慣化できない人の特徴は原因を知ることで対処できる

習慣化できない人の特徴と原因、解決方法についてお伝えしました。

もしあなたが、何かについて習慣化したいのにできないと悩んでいるのであれば、まずはその原因を探ってみましょう。

誰しも、必ず原因があり、そしてその解決法もあります。

習慣が思うように続けられなくても、自分を責めるのではなく、できない自分を認めることで、違う方法で試してみたり、別の習慣に挑戦したりと、新しい道が開けます。

そして、習慣の形成は自己肯定感を高めることへもつながり、人生を明るくしてくれるものです。

本記事が、あなたの悩みの手助けとなれば幸いです。

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この記事を書いた人

2児の母であり、フリーランスのwebライター×ブロガー。

自身の自己肯定感の低さが育児に影響を与えている可能性があると知り、
”自己肯定感とは”をテーマに、専門書籍や関連資格の勉強にのめり込む日々。

日常生活や全ての人間関係に深く関わる自己肯定感について、情報を発信中。
同じように自身の自己肯定感の低さに悩む人、人間関係にストレスを抱えている人、
理由はわからないけれど、毎日何かしらの生きづらさを感じている人の役に立てれば幸いです。

好きな物:k-popと餅菓子
保有資格:自己肯定感アップカウンセラー

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